瓦屋根からガルバリウム鋼板への葺き替え工事
最近問い合わせの多かった、屋根の葺き替えについて
施工手順と要点をまとめて登録します。
昨年の震災から耐震の意識も高まっている最近は
瓦の屋根が重い事から葺き替えを検討されるお客様も増えているようです。
瓦の屋根は以下のような構造になっています。
今回工事をさせて頂いたお客様の工事前の屋根です。
外観から見た目ではそれほど、悪いようには見えないかもしれませんね。
ところが、瓦をはがすと以下の写真のように下地と防水シートがボロボロになっていました。
昔の建物は野地板が今のようにコンパネ材ではなく、隙間だらけのざら板が多かったようです。
これでは、雨が降ったら雨漏れの原因になってしまいます。
今まで雨漏れしかったのが、不思議なくらいです。
幸い、野地板を支えている垂木は腐食したり、弱くなってはいなかったので
既存の上から野地板(コンパネ)を貼り直しました。
この上から防水シート(アスファルトルーフィング)を貼り直し、防水対策もバッチリです!
耐震的にも、軽い材料でサビや変色に強いガルバリウム鋼板を葺き直し見た目もキレイに仕上がりました。
今回は屋根の面積が少なかった事、屋根の形状が切り妻でやり易かった事、
板金の職人さんが加工して仕上げなければならない役物(けらば水切りや谷、棟など)が
少なかった事から屋根の葺き替えが安く工事できました。
これで、雨漏れの心配も地震で瓦が落ちてくる心配もなくなりお客様にも
喜んで頂けました!!
採用機器: ニスク カラーガルバ
工期 :4日
付帯工事: 足場掛け払い、 雪止め設置、雨樋交換含む
費用 :約70万
更新日:2012.12.25