屋根葺き替え工事~瓦からガルバリウム鋼板~
今回は、屋根のリフォームをした事例を紹介します。
きっかけは、先日の地震による屋根の瓦が落下したと連絡がありました。
現場を確認してみると棟瓦が一部破損して落ちてしまっていました。
セメント瓦を留めている漆喰が弱くなり番線(ハリガネ)の留めも弱くなっていたようです。
築年数が30年近いということもあり以下の2種を提案しました。
①予算的に安く済む瓦の補修と漆喰の打ち替え
②瓦屋根は重いので耐震を考えると軽いほうが良い
また、築35年程度経ったときに屋根の防水シートを
張り替えなければならずその時に屋根をはがさなければならない事を
説明しました。
上記から、今回ガルバリウム鋼板の葺き替えと
防水シートの張替えを行い当分なにもしなくて済むようにする。
お客様ご理解のもと、②の屋根を葺き替える事になりました。
まずは、既存の瓦の撤去と防水シートの張替え
既存の瓦表面が非常にすべりやすく、
職人さんも私も何度も落ちそうになりました。
瓦をはがしてみると防水シート(アスファルトルーフィング)がかなり痛んでいました。
シート下の野地板という下地の板は劣化が少なく
痛んでいなかったのでそのまま利用しています。
今回採用の防水シートはゴムアスルーフィングと呼ばれるものです。
こちらは、普通のアスファルトルーフィングと比べると
少し金額が高いのですが耐久性が高く私が職人さんに指定しました。
よく新築やリフォームで屋根のルーフィングを見ると
緑色のルーフィングを敷いていることが多いと思います。
ゴムアスルーフィングは黒いです。
屋根の雨漏れの原因はルーフィングの破れや劣化による事が多いので重要です。
ガルバリウム鋼板は予算を抑えた ニスクのカラーガルバを使用しました。
横段葺きなので予算を抑えてもそれほど安っぽくは見えないです。
ガルバリウム鋼板の最大の特徴は軽く、丈夫という点です。
築年数がたち、屋根の劣化が気になるお客様はぜひご相談下さい。
採用 屋根葺き替え:ニスク(日鉄住金鋼板株) カラーガルバ
付帯工事:雪止め
工期: 約1週間(屋根)
費用:約95万
※今回は、外壁の塗装工事と同時に施工したため、足場を設置しています。
通常屋根の葺き替えのみの場合、足場を設置せずにはしごで作業を
することが多いです。(屋根の角度が急こう配の場合足場設置)
更新日:2017.01.29